就活生へ 人事担当者が語るホンネを明かします

就職活動中の学生へ:人事担当者、経営者のホンネ

就職活動をしている学生について

仕事柄、多くの企業や自治体の人事担当者から経営者にお会いする機会を得てきました。その中で、学生に対しての意見などをまとめてお伝えします。時代により変わるのか?考えてみましょう。

マイナス印象

動的な学生が多い
ニュアル化された学生が多い
ミュニケーション能力が低い
❹説明会、面接のヤンセルの連絡がない
やかしで受ける学生が多い
などがマイナス傾向の意見でした。

プラス印象

①自分のビジョン、えを持った学生がいる
職後に何をしたいか明確な人が来ている
剣さが伝わる学生が増えた
④学生時代に性的な経験をしている学生が来ている
⑤個性のかな学生が来ている
などがプラス傾向の意見でした。

見解

お分かりのように、採用担当者のコメントは自社に来る学生を基準にしています。自社に来ている学生に対する印象のコメントです。つまり、会社ごとにバラツキはあります。それをまとめてアンケートになるのですが、ここでは各論で説明をします。
マイナス意見の企業は、組織で求める人物像と異なる学生が来てしまうのは、「自社の求める人材像をしっかり伝えていない」「学生に自社の姿を誤解されている」など雇用側の課題も言及されていたことがありました。
次に、求める人材像の伝え方と誤解についてケースを事例を交えて説明をします。

サービス業界A団体

ある団体で入社した新人が一年以内に半数が退職、休職をしてしまうと相談がありました。伺うと、採用しても退職する新人が多くて困るということから、理由を検討しました。
会社案内には、「チャレンジャー求む、権限を委譲します」と大きな文字が印象的です。写真の人物は、笑顔に溢れていました。さらに「若手に任せています。提案をしてください」とさらに文章が並んでました。
みなさんは、これらの文章やコピーからどのような仕事だと推測しますか。
新規事業を創造する会社?若手が活躍する会社?成果主義?などを思い描くと思います。
私もそのようにイメージをして、人事担当者に仕事内容を確認すると「定型的な仕事が多い、年功序列型人事制度、保守的な社風・・・。」でした。
お分かりでしょう。学生向けに発信するメッセージと実際の組織、仕事内容が異なっていました。なぜ?このような事態が起きたのでしょうか。
人事担当者から、「理想的な人物像をコピーライターに伝えた」とのことでした。問題は、理想像=求める人材像と違いをしてしまった点、または第三者にコピーを考えてもらう時に、現場の視察や事情を丁寧に説明をしていなかった点がありました。人材像を提示することは素晴らしいことですが、現状に則していない理想の姿になってしまったことが大きな問題でした。
求める人材像は、現状の職場や会社などの社風、仕事、人事制度、経営方針、マネジメント方針など様々な要素から構築してゆきます。ご相談を受けた団体は、翌年からコピー内容を変えて採用活動をしたところ、退職者が出なくなったそうです。
理想を語る時は、現状を示した上で伝えるようにしたいと思います。

ところで・・・。

上記のコメントはいつの時代だと思いますか。2001年の就職河期と言われた時代です。私のクラアント200名からヒアリングをした内容です。当時のメモを見て整理をしましたが、今とは大差ないです。今どきの若い人は・・・常に同じような傾向を示します。
採用側の面接官も、ご自身の時代を就職活動をしていた時期を振り返り、厳しく見過ぎていないか再確認ねがします。