面接で聞いてはいけない質問(厚生労働省)とWeb面接の注意点

差別のない公正な採用選考の実施にむけて積極的な取組みをする必要があります。

採用.面接のプロセスを進める中で、守るべき事項があります。

就職の機会均等を確保、応募者の基本的人権を尊重するために、差別につながるような採用選考、面接を避けなければなりません。厚生労働省のホームページを参考にしてください。
コラム:学生や応募者、雇用側の幸せ
大学で講師を務め、明らかに就職差別に繋がる面接を受けた学生から相談を受けることがあります。社会的な環境により、雇用情勢は大きく変化をします。しかし、学生や応募者は、就職活動は選考を受ける立場であることは変わりません。その点をご理解いただいた上で、職務遂行能力や職務適性を評価する場が選考であり、面接であるとご確認いただけますと幸いです。

論文や面接で避けるべきテーマ

『家庭』『生い立ち』など家庭環境に関わるテーマや『尊敬する人物』などは不適切なテーマとして揚げらえています。
テーマを設定する前に、『職場で必要となる課題』を選び、『何を評価するか』を決めておくことをお勧めします。
面接官の研修を行う時に最も注意する内容です。何が不適切で適切な質問か、評価方法か、試験内容も含めて理解をするようにしています。
コミュニケーションツールがSNS時代になり、組織の信用を失墜させる要因にもなりかねません。それだけ、採用.面接は慎重に取り組むことをお勧めします。
研修を進める際にも、講師差別につながる言葉は避けなければなりません。受講者から質問事例を訪ねれた時に、的確な判断、助言を求められ、後から修正が効きにくい事柄なので慎重さを最も求めます。

就職差別につながる質問や論文、書類に注意する。

採用面接官研修やセミナーで、聞いてはいけない質問論文のテーマ、適性検査の質問項目、適性検査のコメントなど就職差別と思われる事項に神経を遣う理由を説明致します。
母校の駒澤大学在学中、マスコミュニケーション研究所にて伊達宗克先生(NHK放送記者・同解説委員)より、NHK基準の差別に関する事項を学んだ経験が基礎となっております。
その後、国際会議を運営する会社勤務時代に、ILO条約批准会議、国際平和会議などの仕事をする中で、国際機関や行政関係者から人権問題について深く教えていただきました。
その経験から、エントリシート、論文のテーマ、面接時の質問項目、適性検査の質問項目、コメント、採用マニュアルなどの執筆と添削をしてきました。その中で、差別と思われる事項を度々、見つけることがあり注意をしたことがありました。
特に、エントリーシートの項目をチェックするご依頼をいただきますが、就職差別に繋がるリスクがある書類を見ることも多くあり修正をしてきました。また、面接官を受託し、管理職や役員と面接を進める中で就職差別だけではなく、セクハラ問題に繋がると思われる質問などを注意したこともあります。

オンライン面接官の注意

また、求人案内や募集要項などにも問題と思われる事項を含むことがありました。家族構成からプライベートな内容まで含めて、就職差別に繋がると思われる質問をするリスクは、オンライン面接によって高くなるでしょう。
オンライン面接を受ける場所が、自宅の場合は、私的な話(家庭環境など)に及ばないように充分注意をして欲しいと思います。
そこで、私自身、採用面接官研修を依頼された時は、必ず差別につながる恐れがある文言は質問事項、評定票、エントリーカード、履歴書など全てを確認させていただいております。しかし、年々、問題となる内容は変わります。
↪人事担当者を対象にした講演会で、ある著名な就職コンサルタントが就職差別につながる言葉を使う姿を見て驚いたことがあります。採用と就職のスタンスの違いについて考える機会にもなりました。

特に、学生向けの就職マニュル本の中に明らかに就職差別に繋がる文言を見つけることがあります。
応募者への心理的な負担を強いることや、組織のマイナスイメージだけではなく、ダメージにつながるリスクが生じる可能性があります。
雇用側の採用面接官などは、学生向けの就職マニュアルを面接時の参考にする場合は注意が必要です。
最近では、適性検査も、質問内容が適切か確認して使用するようにお願いします。中には、明らかに特定の病気を特定する質問を取り上げた検査もありました。
適性検査のコメント等は、専門家が就職差別につながるコメントをチェックしているか確認することも良いでしょう。
リスクを説明してきましたが、リスクを避けることは、受験者にとり“働きやすい、人を大事にする組織”として受験者に映るようになりますので、是非、もう一度チェックしてください。

面接と論文の不適切と思われる質問やテーマ例:

①家族について
②あなたの支持政党
③親について
④尊敬する人物
⑤愛読書
⑥生まれ故郷
⑦あなたのお父さんは、どこの会社に勤めていますか。また役職は何ですか。
など多数あります。何故?適さない質問なのか?
どうすれば良いのかご質問を受けています。大切なことは、面接官は何を知りたい、確認したいかを再検討いただきたいと思います。
どうでしょうか。不適切なテーマを面接時の質問、論文で課していませんか。
採用だけではなく、様々な場所で社会問題にもなっている性差を始め、個人に関わる内容を重視する社会から、職務適性などに注目をする社会になって欲しいと願っています。
川村稔経歴pdf

ご相談を承ります。