個人面接の進め方(新卒:公務員)

公務員の適性を判定する面接手法。

地方公務員法17条、20条に沿う面接試験

公務員の採用は、 地方公務員法17条、20条で採用に関して競争試験と職務遂行能力、適性正確判定することと記載されています。
常に、公務員は公平性の観点から競争試験で採用する必要があります。
その為に、試験や面接なども合理的選考の理由を求められます。また、成績の開示をする際には 総合点数だけではなく、面接の評価も開示をするケースも増えてきました。
以上のような点を考慮し、採用選考の進め方を慎重に検討する必要があります。
特に、適性を正確に判定するためには、採用する職種について、適性分析評価する必要があります。

オールラウンドな人間関係力を評価する面接。

私は長年、自治体のみなさまと面接官を務めながら公務員適性の研究をしてきました。地方公務員の採用選考の仕組みには、おおさか市町村職員研修研究センター主催 平成20・21年度特別研究『人材確保を考える(採用戦略)研究会』指導助言者を務め研究を進める契機になりました。

行政・事務職、保育士、保健師、土木職、建築士、学芸員、消防士などで求める適性は大きく異なります。また、民間企業と公務員の仕事では、同じ対人職務だとしても仕事内容がなります。
例えば、民間企業は大口の顧客を優先して営業をすることはありますが、公務員の仕事は全ての人が顧客になりますので、より幅広対人対応力に伴う様々な資質が必要になります。
また、ストレス耐性も異なります。この違いを知ることで、より職場で活躍する可能性が高い人を選考できるようになります。
時代とともに変化をするコンピテンシーりますので定期的にご紹介を致します。ここの投稿では公務員資質評価する、個人面接の基本的な進め方を紹介したします。

 

公務員対象 新卒者個人面接進行表pdf
川村稔・採用.面接 進め方新卒公務

 

個人面接の進め方(新卒・企業)

個人面接の進め方(モデル)20分~30分が目安

面接の基本である個人面接の進め方を時間系列で作成しました。

1.所要時間は20分から30分が基準となります。
2.面接官は2名から5名以内を理想とします。複数名の面接官にする理由は評価の偏りを防ぐことや個室におけるトラブルを防ぐことを目的とします。
3.評価の偏りを補正するために面接が一区切りついたところで、面接の振り返りを行い必要があれば評価の修正を行います。
⒋質問は、職務遂行上で必要となる質問を心掛けるようにします。特にプライベートな事柄など興味本位で質問をしないよう心掛けてください。
⒌受験者が答えに戸惑っている場合などは、しばらく待つか、質問を変えるなど配慮してください。
※民間企業で新卒者を採用する場合は、組織の求める要件を軸に、向上心や柔軟性を確認します。自分で考え、的確な行動ができる能力を組織力に応じて評価をします。
企業版:新卒者個人面接進行表pdf
川村稔・採用.面接 進め方新卒企業

オリジナル進行表作成の留意点

全社共通の進行表、若しくは部門別の進行表を分けて作成をしてください。また、シーズンの終了に合わせて修正などを行ってください。評定票と合わせて、マニュアルにしておくと組織のノウハウになります。ご不明な点はご連絡ください。アドバイスを致します。

 

個人面接の進め方(社会人対象:企業版)

過去のキヤリアから、新しい組織や職務で活躍できるか評価。

新しい組織に入り、世界で通用する逸材を見つけ出す。

社会人の採用は、現職、前職で『どのように成果を上げたか』『成果を上げるために努力したこと』『成果を上げるためのプロセス』などを評価します。営業以外の業務系の仕事であっても、組織目標に対する自分の役割を認識した行動ができていたいかを評価します。

企業は、業界、企業により社風や人事制度も異なります。それらに対応できるか、新しい職務への対応力、職場風土にも馴染めるか確認します。

また、採用する年代、役職などを考慮します。管理職を採用する場合は、マネジメントスタイルなども確認をします。

企業版:社会人個人面接進行表pdf

川村稔・採用.面接 進め方既卒民間

 

個人面接の進め方(企業:新卒)

企業版‐新規卒業見込み者対象 成長する可能性を探る。 

新規卒業見込み者は、ポテンシャル採用。

学生の多くは、200万社を超える民間企業の中から就職をします。企業は、業界や業種、職種が誕生しています。職種により必要な資質=行動は異なりますが、基本的に民間企業で求める人物像は大きくは変わりません。

コミュニケーション能力、主体性、チャレンジ精神、協調性、誠実性などは共通項です。中でも年々、コミュニケーション能力に対する評価は高くなっています。

コミュニケーション手段が変わってきたこともありますが、新しい商品を企画するためにも必要な力だからです。

仕事を円滑に進めるために、人と交渉をする、自分で考える、新しいチャレンジをする、また仲間と協力する、誠実な人柄が必要となります。

最終的には、これらの5つの要素を関連付けながら仕事を進める総合的な力を求めます。

学生時代から、多くの経験を積むことで、得意、不得意を知ることができます。採用では、職場で5つの要素から必要な力を分析し、面接などで評価します。

 

企業版:新卒者個人面接進行表pdf

川村稔・採用.面接 進め方新卒企業

 

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