採用面接,採用試験,配属,育成に及ぶ提言。

キヤリアから培った経験を書き留めることで、人事担当者、働く人、学生、ちょっと休んでいる人、保護者まで全ての方に社会の雇用状況などを『採用面接官』の視点から解説をしたいと思います。

ホームページのコンセプトは経験の伝承です。

雇用側で歩んだ35年間は、リーマンショックなども経て変わらない部分と変わる部分を現場で見てきました。求人倍率の変化とともに雇用状況は変わりますが、採用面接では何か変化はあったでしょうか。求める人材像に変化はあったのでしょうか?
面接手法やコンピテンシー評価など新しい視点は追加されてきました。また新しい適性検査も開発されてきました。
しかし、組織で欲しい人材は変わったでしょうか?
コミュニケーション能力が高い人、新しいアイデアを創造できる人、ストレスに強い人などを度々、雇用側から聞きます。しかし、このテーマは35年前から変わっていません。変わったとすれば、社会環境が変わり、学生や職場を取り巻く環境は技術進歩と共に変わりました。社会で活躍する要件はあまり変わりません。
しかし、社会状況が変わるとストレスに強い人の中でも、〇〇のストレスに強い人など細かい前提条件が変わってきました。また職務で変わります。

現在、頻繁に相談をうけるケースを紹介します。

異動が多い組織では、新しい環境に適応できる人を求めています。異動のたびに退職する人が増えてきたそうです。異動に伴うストレスを分析し、採用で確認することや、人事制度、配属、研修まで設計をしました。
時代が変わり、ストレスに対する適応力、経験なども変わったことを検討しながら、組織のシステムを変える必要があります。
採用面接を切り口に、遭遇した出来事を整理し社会に残してゆくことで、時代の変遷を理解して欲しいと願います。
令和元年12月からスタートしました。できるだけ早く多く投稿をしたいと思いますので楽しみにしてください。