採用面接官(民間・公務員)に必要な資質
採用面接官に必要な態度、行動、資質を知る。
基本的事項 実務的事項
1)自己認識ができる 1)話しやすい雰囲気を作れる
2)傾聴ができる 2)面接の起承転結が作れる
3)平静心を持てる 3)表情や態度から情報が読める
4)忍耐力がある 4)話を引き出せる
5)客観的評価ができる 5)話のポイントが分る
どれも難しい内容ですが、論理能力の他に、感情を読む力は後天的に身に付けるのは難しいと思います。共感性に結び付く項目を評価するには面接官自身が備えていなければ評価をすること自体が難しくなります。採用では、面接官は組織のモデル人材に担当してもらいます。つまり、組織で評価の高い人=組織で求める人材です。しかし、ここで注意をして欲しいと思います。それは自社の組織で評価が高い人であることです。現在のままで良いのか?将来変えたいのか? 考え方で面接官も変わります。それだけ面接官を選ぶことは慎重にしなければなりません。
※採用実務者に必要な業務遂行能力=企画、調整、判断、論理、交渉力など
※面接官に必要な能力=観察、洞察、判断、社会常識、コミュニケーション能力(話す・聞く)など
面接官の態度について
①辛抱強く、終始なごやかな態度で受験者の話を聞くように
②受験者の不安や心配を取り除くように努める
③受験者と良い人間関係を作り、自然な会話になるようにするように心がける
④追求的な態度は取らず、良い聞き手になる
⑤受験者の話に興味を持つようにする
⑥話は最後まで聞くように(時間がない場合はまとめを促す)
⑦評定票の記入は受験者に警戒心を与えないようにする (常に受験者から見られていることを意識する)
※もしも、受験者ならどう思うか想像して面接をするようにしましょう。事前に受験者の椅子に座って面接官を観察することもお勧めします。