課題解決ケーススタディ 駒澤大学 就業力基礎テキスト執筆

課題解決ケーススタディ 駒澤大学 就業力基礎テキスト執筆

地方公務員の採用で求める資質の1つである課題解決力を見極めるケーススタディを平成22年駒澤大学就業力育成テキスト・指導要領で30篇のケーススタディを執筆しました。

アルバイト経験、インターンシップ、ボランティア活動など日々のテーマを想像しながら書き上げました。
私自身の学生時代を振り返りながら遭遇した出来事を中心に書いております。決して正解はないものですが、自分ならどう行動するかを考える力を測るために参考になります。参考にしていただけますが、著作権は大学にありますので、販売はご遠慮ください。

正課・課外を連携する自発的就業力育成 

平成22年度: 主として就業力育成教育で必要となるシステム・体制の整備、就業力育成テキスト・指導要領の開発を行う。
文部科学省就業力GPwebサイト
平成22年度「大学生の就業力育成支援事業(就業力GP)」採択
就業力基礎1・Ⅱテキスト中、ケーススタディを30編執筆いたしました。
社会人基礎能力をベースに、学生時代に遭遇する授業、クラブ、インターンシップ、ボランティア活動などを中心にした基礎Ⅰ(自分編)、専門商社、金融、市役所、メーカーなどで遭遇する仕事上の課題をケーススタディにした基礎Ⅱ(企業・業界編)から構成されています。
この課題を設定する中で、学生が大学に入り、戸惑うことや、悩むこと、就職前に理解をして欲しい内容をテーマに執筆しました。
基礎編Ⅰ(78頁)ケーススタディ13~思い出の吹奏楽~ 課題を考える
大学3年生のVさんが学内の吹奏学部に所属をしています。4年生を送るための学内演奏会を秋に開催することになり、実行責任者に選ばれるという話です。しかし、演奏曲を決める段階になって問題が起きました。
①2年生と1年生が、それぞれが別の曲を演奏したいと主張して譲らず、話し合いは平行線のままでした。②Vさんは「みんなで同じ曲を演奏したいと」と思っていた・・。③バラバラになってしまったように感じた。④演奏会終了後に4年生からは「一体感があって、とても思い出に残る演奏会だったよ」と言われました。
※文章、設問は要約
課題❹一体感を出すために、Vさんはどのような行動をしたのか考えてください。
という課題を設定しました。学生が当事者意識を持ち、また、円滑に組織を運営するために何をすべきか考えるテーマでした。部活動で意見の違いをどう乗り越えるかという趣旨です。良くできている課題が多いので是非、読んで欲しいと思います。
サックス, 音楽, 楽器, オーケストラ
次のテーマも新たに考えましたので紹介します。

卒業旅行を決める責任

卒業旅行に親友2名と行くことになりましたが、Aさんは海外旅行へ、Bさんは国内旅行に行きたいと主張しております。あなたの意見で行き先は決まります。さて、あなたはどうしますか?(日程の関係で1つしか選択できません。3名とも就職先が分かれたので、卒業後の合同旅行は難しいと仮定します)
このようなテーマに遭遇することもあるでしょう。自分の意見がとても大きな影響力を持つケースです。自分ならどうするかを真剣に考える機会を日々、持つことで社会でも様々な課題を乗り越えることができると思います

就業力から採用.面接の世界へ

就業力のケーススタディは、アルバイト経験、インターンシップ、ボランティア活動など日々のテーマを想像しながら書き上げました。私自身の学生時代を振り返りながら遭遇した出来事を中心に書いております。決して正解はないものですが、自分ならどう行動するかを考える機会になると思います。
社会は、自分で考え、答えを見つけ出す場でもあります。就業力は、社会に出る前に実践的な力を養成するプログラムです。このプログラムに使用されるテキストのケーススタディを作る機会に恵まれたことは、採用.面接の専門家として活動する上で基盤を固める経験になりました。