7月12日~13日採用面接官養成研修(内部講師養成コース)マッセおおさか主催 終了報告

 採用面接官養成研修(内部講師養成コース)マッセおおさか主催 終了しました。

■日 程 7月12日(火)~ 13日(水)
■講 師 駒澤大学経済学部非常勤講師 採用面接.育成アドバイザー 川村 稔 氏

優秀な人材を確保するためには採用面接が重要になります。採用面接.育成アドバイザーで     ある講師より、採用面接を取り巻く現状や、人材像に合う受験者を選考する効果的な方法     などについて講義をいただきます。  案内文より。


プログラム概要

30年間の採用面接官指導、経験を整理して次代に伝える機会をマッセおおさか(公益財団法人)公益財団法人大阪府市町村振興協会主催で講師を務めることになりました。

終了報告

今回、2日間という長期に渡る採用面接官指導者養成コースの講師を担当する機会に恵まれました。マッセおおさかのご担当者には深く感謝申し上げます。
打合せ段階から半年間、知識や経験を伝えることを念頭に過去の資料をゼロから作り直しました。レジメは、採用から選考までの設計方法と面接の組み立て方から評価までを理論的に解説をすることを念頭に置いたこともあり、60枚を超える内容となりました。また、都内の自治体からご協力を頂き、先進的な採用選考の進め方をご紹介させていただきました。過去の選考方法とは異なる、新しい取り組みです。ご紹介いただいた、人事ご担当者の『採用は、工夫するほど成果はある』との言葉は印象的でした。
その他では、配布資料や後日添付ファイルで参加者に送付する資料なども含め、自社版の採用面接マニュアル作成に役立つ資料になるよう心掛けました。1日コースの採用面接官研修は一般的に行われますが、2日間じっくりとご要望を伺いながら、私自身の経験などを伝えながら進めることができました。次年度はさらに内容を充実させた上で、講師を務めたいと思います。

 

令和4年7月12日火曜日、13日水曜日 プログラム概要 

1.職場内「採用試験面接官指導講師」に求められる心構えと役割
・社会、経済状況と採用・育成・評価、分析手法の知識
2.採用と組織について
・採用が織に及ぼす影響と、採用から人事評価までの連続性
3.時代に合わせた“採用選考と面接”を構築する
・新型コロナ禍の選考や試験について
4.地方公務員で求める人材像の構築、検討及び提示
・公務員適性、職務適性と“ストレス耐性や対応力”の評価
5.社会人経験者(既卒者)の応募者への対応や評価を検討
・既卒者、転職回数など特徴的な部分から留意する事項
6.人材像に合う受験者を選考する効果的方法
・筆記試験、適性検査(SPI)、面接試験、エントリーシート、履歴書、論文の評価
7.1次面接から最終面接までの設計と評価
8.様々な面接試験を活用した「求める人材」の選考方法
・個人、集団、討議、プレゼンテーション、特色枠、Web面接他
9.個別面接をモデルとした進め方を検討 
・基本的進め方と個別面接を設計する留意点
10.質問事例の作り方 
・共通質問と各職種に応じた事例作成 
11.回答などの評価について
・面接の評価(質問への回答に対する評価)
12.評価票に記入するコメント
・コメント記入で注意することや申し送り事項
13.面接のケーススタディ検討
・履歴書やエントリーシートなどの読み解き方と人物像の作り方(適性を分析、評価)
14.演習の実習体験 
15.面接官としての心構えを伝える
・陥りやすい評価(主観的な採用を避ける)
16.面接における様々なトラブル事例
・リスクを避ける(聞いてはいけない質問事例など他)
17.採用面接官マニュアル作成の留意点
18.障がい者採用の留意点
19.面接官に伝える事項をまとめる
20.採用と、配属、育成と人事評価を繋ぐために
21.まとめ 研修総括

『採用選考試験の選び方と使い方、個人から討議・プレゼン面接の進め方、質問事例の作成、経歴書の読み方と評価、目指すべき職員像と求める人材像の関連性及び人事評価』まで講義致します。 1万名を超える受験者と出会い、公務員適性を分析してきたキヤリアを60枚のレジメを使いながら解説いたします。討議や演習を交え、平成20・21年度特別研究マッセOSAKA『人材確保を考える(採用戦略)研究会』の指導助言者と監修をした『地方公務員版e-Learning 採用面接ラーニング』マッセOSAKA作成DVDを視聴し、公務員の採用や適性を明らかに致します。大阪府下の自治体に所属をする人事ご担当者の参加をお待ちしております。

川村稔経歴pdf